コンクリートの打ち込みも大変難しく、地下室の外周部の壁の高さは通常3メートルを超えることになります。この高さまで一気にコンクリートを流し込むことはできませんから、かならずコンクリートの打ち継ぎ部分が発生します。特に夏の暑い時期のコンクリートの打ち込み作業は、この打ち継ぎ箇所の管理が大変重要となりますが、多くの現場できちんと管理をしているのを残念ながら見たことがありません。某ハウスメーカーで地下室付きの住宅を発注した施主が、地下室のコンクリートが出来上がってから相談にみえました。素人でもおかしいと思うので一度現場を見てほしいとの依頼です。現場を検査したところ、壁には床から天井までヒビ割れが発生し、梁の下端にもヒビ割れが発生していました。ハウスメーカーの工事責任者は、構造的には問題ないとの説明をしていたようですが、構造上起きてはいけない箇所に実際にヒビ割れが発生し、しかもその数が異常に多いのです。
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