在来あまり重要でなかった分野が急に大きくなったり、新しい施工分野がひらけたりしている。たとえば機械や装置などをすえつける仕事は建設工事の一部であるが、以前はさほど大きな比重をもたなかった。しかし近年こういう仕事の分野は相当に大きい。それだけでなく、近頃の重化学工業などでは、装置そのものがすでに建築的な規模と構造をもっている。だから化学プラントなどを専門的に施工する新型の建設業たとえば千代田化工建設などもあらわれてきた。
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原子力発電所など放射性物質を扱う施設も新しいケースである。港湾の新設埋立工事はもちろん新しい分野ではない。むしろ古い。しかしこの事業の最近ののびは大変なものである。30年の埋立工事量は年間82万平方mだったが、34年には1155万平方m、35年は552万平方mになった。面積は15倍になっているし、埋立条件が悪くなったことなどもあって工事金額では実に5年間で47倍になった。既存業者はしゅんせつ能力をふやし、新しい業者がふえている。建物の高さは建築基準法でおさえられているが、建物に対する需要がなお大都市では大きく、そのために地下室部分を大きくする傾向がある。建物が下にのびているわけだ。もっと制限を解除する法律改正が現在進行中で、そうなると20階ないし30階の建物が日本にもはじめて生まれることになる。